今すぐ一問一答形式の英単語帳を捨ててください
タイトル通りです。
今すぐ一問一答形式の英単語帳を捨ててください。
受験業界において、各方面から星の数ほど単語の覚え方が提唱されています。
その中でも、一問一答形式の単語帳をひたすら覚えるのは最も非生産的・非効率的な方法だと私は思っています。
制服を着た高校生が英単語と意味だけがズラッと並んだ単語帳を赤シートで隠しながら必死に覚えている姿を見ると、「もっと効率的な覚え方があるのに」と思ってしまいます。
まず、彼らがやっているのは、英単語とその意味をくくり付けているだけです。
I = わたし
have = 持っている
a = ひとつの
pen = ペン
「I have a pen.」の英訳をするとき、彼らは単語を一語一語置き換えているに過ぎません。
いわゆる直訳です。
これでも試験で丸は貰えますが、困るのは、英文読解です。
500語、1000語とある英単語を、その都度脳内の一覧表に検索をかけて、ひとつひとつ置き換えるわけです。
もちろん、読解スピードは非常に遅くなります。
果たして、彼らはこの方法で時間内に英文を読み終えることができるのでしょうか?
そこで、ひとつひとつの単語にイメージを結びつけて覚えましょう。
例えばgraspという単語であれば、手を握るようなイメージを持ちましょう。
graspの一般的な意味は、①〜をつかむ、②〜を理解する、の2つの意味があります。
物事の本質をつかむ、というところから、②の意味が生まれました。
このように、単語にひとつだけ抽象的なイメージを付与しておくことで、英訳や読解の際に意味を持ってきやすくなります。
最も評価すべきメリットは、この習慣が身につくと、意訳がいとも簡単にできるようになります。
単語を覚えてもすぐ忘れてしまったり、英訳が上手く出来ずに困っている人は、ぜひこの方法を試してみてください。